提案事例

陸上養殖水槽監視システム

農業・水産

リアルタイム通信による養殖水槽の水質監視システム構築

C社様

背景

「現在、陸上での養殖水槽の水質管理を手作業で行っているが、効率化・省力化を考え、システム化し、緊急時に迅速な対応が取れるようにしたい。」
「お客様に対し、データの見える化を進めることで、高品質かつ安全性への理解と生産者の熱意を伝える場としても活用したい。」
この様なご相談を頂戴しました。

ポイント

  • 各水槽のDO(水中の酸素量)、温度、電気伝導率、pH、ORP(酸化還元電位)、塩分を常時監視し、逐次データをサーバーに転送するシステムを提案。
  • 各々の数値に異常があった場合、コントローラー信号により外部機器を連携し、動作できるシステムを構築。
  • マイクロチップを使用した個体管理とトレーサビリティー可視化の提案。

提案内容

養殖水槽の水質等をリアルタイムで個別監視できるシステムをソフトウェア会社と協業し、構築しました。

特にDO低下時には自動でブロアーを稼働させ、DO値を上昇させることにより、魚の死を未然に防ぎ、生産性向上にも貢献します。
また、それらの情報をリアルタイムでスマートフォンにエラー通知することで迅速な対応が取れるよう提案しました。

社外のお客様見学用ルートに設置した大画面モニターで各水槽の状況が一目でわかるよう工夫を凝らし、視覚的な効果も狙いました。
また、マイクロチップによる生体管理を行い、トレーサビリティーを明確にする事で、お客様への安心感を与えるシステム構築を提案しました。

 

参考画像

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      5500D監視モニター画像
水質モニター5500Dを使用し、各養殖水槽の水質をリアルタイムにモニタリングします。
養殖水槽の異常時に一目でわかるよう、該当する養殖水槽が赤色で警告表示されます。
ソフトウェアの改造により、台数・測定項目の追加や変更が容易で、使い勝手に優れています。

丸文ウエストでは、上記のようなご提案をはじめ、試験・分析・計測・理科学の分野において、
装置導入・アフターメンテナンスなど多種多様なご提案をさせて頂くことが可能です。
新規装置導入をご検討の方、お持ちの装置でのお困りごとがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。